イベント報告

令和7年度第4回例会案内 

      中部地区「中小企業のカネの流れ10倍速」に向けて  

2020年安倍内閣の骨太方針において、「日本のサプライチエーン資金循環速度 (SCCC)を2023年までに5%短縮することを目指す」とされた「カネの流れ改善」コロナ禍で一時挫折状態でしたが、高市内閣6月新骨太方針をスタートダッシュとして、中小製造業の大幅事務省力と資金繰り改善に焦点を合わせた例会とします。 

日時 令和8年3月16日(月) 14:00~16:30 リアル&Web(Microsoft Teams) 

場所 名城大学天白キャンパス・タワー T1002教室 

議事  

  1. 政府筋直近情報+/中小製造業向き全国標準QRコード化募集 (兼子) 

「“盆暮れ払い”脱出」「月次決算から週次、日次、そして瞬次へ」 

② SCCC協の新ホームページ紹介/社内不具合対応AI実装例紹介 (宮川) 

    (常識を超える、昨今のAIの進歩、進化ぶり) 

③ 中小QRコード化成功事例テクノア社+古川電機+藤工業 (河田) 

 (中部地区モデル: ベンダー+発注+受注の三者連携) 

④ AI化志向の流れ創りJIT会計システム構築に向けて  (菱川)  

 

令和7年度第3回例会案内  

日時 令和8年1月30日(金) リアル&Web(Microsoft Teams) 

場所 名城大学天白キャンパス・タワー T1002教室) 

議事予定 [時間2時間、各報告15分] 

① 挨拶 (小島会長)  

  1. 政府筋+民間 /中小製造業向き全国標準QRコード化募集開始 (兼子) 
  1. QRコード化成功事例と今後の普及作戦(中部地区モデル)   (岸田) 

  テクノア社+古川電機+藤工業。「QR化の何がオイシイか?」(荒木) 

  1. 文理融合型AI時代のパラダイム転換とJIT経営「流れ創り」改善(野村) 
  1. JIT流れ創りと「人材育成士」の養成について       (鈴木文) 
  1. 産学連携本社力養成スクール概要紹介(本年からの進め方)  (河田) 

 

令和7年度 第2回例会 産官学連携 JIT経営本社力養成スクール

主催:SCCC・リアルタイム経営推進協議会 協賛:ESD21/ 名城大学
〇 日時:2025年6月6日(金) 14:00 ~17:00(リアルとWeb)
〇 場所:名城大学天白キャンパス タワー75 T-1002 会議室

◎ プログラム
 Ⅰ はじめに 会長挨拶:政局変化と流れ創りデジタル化対応 ~ 小島
Ⅱ 政府筋動向と中部地区モデル進行状況 :  ~  兼子、岸田 
中部地区発信の「全国製造業QRコード標準化規格案」進行状況
中部地区ベンダーへのQRコード化展開状況~岸田、荒木
 (テクノア社型”チーム力を育てる” 中小企業用アプリの開発)
製造業DX化推進の切り札としての「QRコード」活用法 ~ 野村
 (USP研式ボトムアップ型とシステム構築)
Ⅲ 政策提言:「トランプ関税」を奇貨とする積極財政とデフレ脱出
(「支払いはより早く」の改善に「速度改善手当」税額控除) ~河田
Ⅳ 総会報告より 令和7年度SCCC協 活動計画概要   ~ 兼子 河田

<一口コメント>

Ⅰ挨拶:SCCC・リアルタイム経営推進協議会会長(小島プレス工業相談役)
 2006年年度末より紙手形の発行ができなくなり、それと同時に支払いの現金化のスピードが速くなります。これは制度会計上は「貸借対照表の流動資産の勘定科目が減る」という、会計の世界においては画期的なことを意味します。
 それに伴う企業内のモノとカネの流れ創りが一段と進め易くなる 絶好の機会であり、この機会に、中部地区のDX化に積極的に対応する中小企業数の増加に一段と拍車がかかることを、大いに期待しております。

Ⅱ 兼子邦彦(SCCC協 理事長)
国連CEFACT日本委員会/SIPS代表理事:本年6月から代表に就任)
 中心課題の「QRコード伝票の標準化」プロジェクトですが、他団体への直接の依頼は難しく、先ずは自前で「SCCC規格:工場・事務所で利用する帳票のQRデータ規格」案 の制定にこぎつけました。今後、これを皆様に実務で利活用頂きながら、完成度を高めて参りますが、まずはこの段階で「Ver 1.0.0」としてSCCC協HPに公開させて頂きます。
 次に、この「SCCC規格」をITベンダー版として普及させるべく、先ずは中部地区有力ベンダーであるテクノア社様での活用と事業展開モデルの検討をさせて頂きます。
 その間、「月次バッチの半月バッチ化」、さらにはDX化による「翌日払い化」などでオフィスの省力化+資金繰り改善で効果を出しながら、国の経済への貢献度を探ります。
 更に、QRコード伝票の活用を含め、関係団体(ITCA・CSPA・商工会議所・
経団連等)および政府関係(中企庁・デジタル庁・産業機械課等)にも積極PRして参る予定です。

Ⅲ 野村政弘(SCCC協理事、デンソーOB、QRコード開発者)
 なぜ、日本はこの30年間、GDPも給与も世に珍しい長期の低迷になってしまったのか?
 それは、会計上での利益を稼ぐため、設備投資や海外投資までしてモノを造って、しかも国内は株主資本主義の影響で、リストラ、成果主義、非正規社員等により、日本伝統の“三方良 し”を忘れ、技術伝承を怠り、コスト削減に偏重してきた傾向が否定できません。そのた
 め、海外投資家の餌食となり、会社ごと買われてしまった現実があります。(名門のシープ、東芝、パナソニックの現場はもう日本にはありません。)
 一方でこの30年間、トヨタをはじめ自動車産業だけが一人勝ちしている現実があります。
 ここでは、企業間はもちろん、作業者間でも「流れ」を重視し、チームワークでモノの滞留を極力なくす改善活動を徹底しています。
さらに、その情報源には、注文書・納品書をはじめ、社内の指示伝票・現品票などすべての伝票類にQRコードを印字し、リアルタイム情報をワンタッチで収集するDXがサポートしています。
 是非ともこの「売れた量だけを、モノとカネの待ち時間を極力減らしてスーッと流す生産技術の改善」と「QRコード化伝票によるリアルタイム生データ」を活用した“データドリブン”型DXで、「モノとカネの流れ10倍速」を達成し、日本の製造業を復活させたい。
 その達成度を刻々と可視化するKPI指標が、SCCC(サプライチェーン資金循環速度)です。

Ⅳ 大鹿秀正(輪・オオシカ(株)、トヨタOB)
 このたび、SCCC協議会の理事に就任いたしました。名古屋工業大学を主軸に、名城大学をはじめとする地域の大学や若い世代とのつながりを深めながら、「連携」と「コミュニケーション」をキーワードに活動してまいります。
 2008年頃、日本自動車工業会にて、自動車物流へのRFID適用に関する国際ガイドラインの策定に携わりました。その過程で、技術・現場・国際間のギャップに直面し、プロジェクトをまとめきれなかった経験が、逆に今、大きな財産となっています。この反省を活かし、文系・理系を問わず学生や若手社会人とも情報・知識・知恵を共有できる仕組みづくりの一端を担えればと考えています。 関係するすべての皆さまのご支援とご指導を、どうぞよろしくお願いいたします。

Ⅴ 鈴木幸治 (鈴木幸治 税理士事務所所長)
 私の尊敬するP・F・ドラッカー先生の考えをベースにした私なりの現在の考えです。
 人間は一人でこの世に生まれ、一人で死んでいくと同時に他の人と共に生きている社会的な存在でもある。そしていわゆる先進国で生きる人間は、会社の寿命が個人の寿命より短く、選択の自由・創造の自由の範囲が日々拡大し、ひとり一人がまるでCEOのように考え行動しなければならない存在である。
 このような高度で複雑な組織社会では、スモール(小さく)ではなくシンプル(単純明快)でなくては生き残れない。つまり、単に規模を縮小するのではなく、複雑さを減らして本質に集中することが、変化の時代を生き抜くために重要であるという主張です。
 そして、税理士としての自分は、会計はお金に関して行使した自由の責任を果たす報告書だと捉えています。つまり、自由の裏打ちである責任を果たしている証拠が会計報告です。
 今回、初参加の自分としては、当協会の理念は、【流れを創る】をさらに進めて、【夢の実現の流れを数値で見える化する】と補足するとさらにしっくりくる感じがします。

令和7年度 第1回例会 産官学連携 JIT経営本社力養成スクール

主催:SCCC・リアルタイム経営推進協議会
協賛:持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)/ 名城大学
〇 日時:2025年4月22日(火) 14:00 ~17:00 (リアルとZoom)
 〇 場所:名城大学天白キャンパス10号館3F(経営・経済)第二大会議室
 〇 プログラム
 Ⅰ 政府筋動向: 政局変化とデジタル化関連情報 ~ 兼子           
 Ⅱ 紹介:中部地区発信の「全国製造業QRコード標準化規格案」~岸田、兼子
  Ⅲ 取引伝票全てに「QRコード」を ~製造業DX化推進の切り札 ~野村
   ~日本のDXが世界トップの座に返り咲く仕組みとは
  Ⅳ 中小企業用流れ創りDXシステム仕様 (レフェレンスモデル) ~河

  政策提言:「プライマリーバランスに代わるスマートKPI「財投効率」
 Ⅴ 紹介:小規模企業QR化成功事例 QR化システムの効果~ 荒木(ZOOM
  「(有)藤工業所+BP 古河電機+ ベンダーテクノア社」の連携による成果    

挨拶:SCCC・リアルタイム経営推進協会長 小島プレス工業(株)相談役)

 2006年年度末より紙手形の発行ができなくなり、それと同時に支払いの現金化のスピードが速くなります。これは制度会計上は貸借対照表の流動資産の勘定科目が減るという、会計の世界においては画期的なことを意味します。
 それに伴う企業内のモノとカネの流れ創り一段と進めやすくなる絶好の機会であり、この機会に、中部地区のDX化に積極的に対応する中小企業数の増加に、一段と拍車がかかることに、大いに期待を致します

<一口コメント>
〇「古川電機㈱の荒木様のご講演は、次の点が岸田アプリの新しいBPビジネスパートナー)獲得に
/役立つと確信した次第です。特に、零細規模の製造業に、動画でQRコードを用いて、伝票作成がなされている説明がかり易い。
 ・そこで本年、10月初旬、名古屋ポートメッセで、来場者にQR化関連パンフを配布するとともに10分間の講演時間で動画と説明講演を予定したら如何でしょうか? (BP日本技術士会 犬丸晋)
〇 坪井は中小・零細企業を対象に、岸田モデルをご紹介して参ります。今後の若手メンバーのご参加にもお手伝いさせて戴きます。(アルゴメデス社長 坪井治泰)

~意見交換より ~
〇AIをめぐる議論;生成AIの時代が到来したが、リスクにも注意。AIに適用する「知識」が「支払いを遅くするほど自分は得である」(新自由主義)か、それとも「支払いは早くするほど自分も世間も得である」(三方よし経営)のいずれの知識を選択するかで、効果には天地の開きがでる。当然、後者を採用する。 (黒岩、岸田、河田)

〇分かり易い発表で、かつ参加者の活発な議論で盛り上がった報告でした。
 (経営技術研究所 藤井春雄)

〇車両や自動車部品の識別(トレーサビリティ)の国際標準化に、日本自動車工業会で2010年から5年間の経験を思い出しました。当時の活動の狙いは、
 (1)モノと情報の流れを同期させること、
 (2)受発注情報を有効に活用することでした。
目指したのは、グローバルサプライチェーン全体での品質向上と低コスト化です。思うように進まなかったことも多々ありましたが、 その経験がSCCCの活動に少しでも役立てば幸いです。
 (ESD21理事 大鹿秀正)

〇中小企業に「支払いを早くする」ことを奨めるのは、一般には難しい。
親会社から模範を示すよう説得するとよい。上から範を示すには、先ず政府公共工事の「盆暮れ払い」を、6カ月以内払いにする方針に沿い、支払いを早めた企業には「税制優遇措置」を与え、政府の本気度を示す。

〇古川電機の成功の理由:受発注QRコード化は、発注側の古川には直接のメリットは殆どないが、受注側の藤工業所には、データ転記を必要としないB to BのQRコードシステム連携で、受注側の画期的な省力効果が出た。「利己より利他」の古川社長方針で、受注側にワクワク効果が実現した。
 (菱川貴彦、野村政弘)

〇日本企業のオフィスは一般に月次(monthly)処理。先ずはこれを、米国並みの週次(weekly)にすることが重要で、その気になれば十分できる。それには、コスト概念に時間軸(リードタイム)を入れて、「コスト=単価×数量×時間軸」で考えること。 (Jコスト研究所:田中正知)

令和6年度第3回例会「SCCC・リアルタイム経営推進協議会」

 〇 日時:2025年1月21日(火) 13:30 ~17:30
 〇 場所:名城大学天白キャンパス タワーT1003教室(リアルとZoom)
 〇 プログラム  (報告資料はリンクでどうぞ)
Ⅰ 受発注革命―全国中小製造業用伝票のQR化、Excel統合規格案と実証実験
  ~ わが国のソフトベンダーによるアプリの問題点と解決策~  岸田賢次
Ⅱ 政府筋動向 政局変化とデジタル化関連情報
  ~中部地区から発信する「全国製造業QRコード標準化規格」~ 兼子邦彦
Ⅲ 取引伝票全てに「QRコード」を ~製造業DX化の推進の切り札~ 
  ~日本のDX化が世界トップの座に返り咲く仕組みとは~ 野村政弘
 Ⅳ 実践事例紹介                     
  ・ テクノア社:アプリの全国QR標準化志向の事業化支援  荒木雅広
  ・(株)dog:工程間をQRコード でつなぐ社内プロセス 野村政弘
   (大型システムの導入余裕のない中小企業が自力で自社アプリ完成)
Ⅵ 政策提案:PBに代わるKPI「財投効率」/カネの流れ10倍速作戦 河田信
   ~長期デフレ脱出と日本デジタル化遅れ挽回の支援

自由討議 : 「カネの流れ10倍速」二段階作戦をめぐって

<一口コメント>
〇 小池明 イドモ(株)/ITコーディネータ (経産省OB)
 初めて協議会の例会に参加させて頂きましたが、皆様の熱意あるご議論に目が覚める思いでした。
 ご議論の中にもございましたが、資金回転効率が向上すれば、経済活動の活発化に直結しますので、是非実現したいところですが、そのためには、それぞれの関係主体の行動変容が必要になります。
 現在、政府では確実な経済成長の実現を目指して適切な価格転嫁の実現と、支払い期日の短縮化、手形の廃止に向けた政策取組が進められておりますので、これと連携して、関係先に行動変容を働きかけするのが有効ではないかと考えております。


〇 宮川竜治(ITグローアップ代表)
 SCCC(サプライチェーン資金循環速度)をいかに上げるか。
 QRコードについては、昨年5月14日ESD21総会での古川電機製作所殿の発表が印象的でした。
 発注側のQR化メリットは特になくても、手作業で転記を要する受注側の小規模企業の効率アップのため、「データ転記を必要としないBtoBのQRコードシステム連携」の成立で受注側のワクワクが実現していました。

 そこで見えたことは、ホンモノのサプライチェーンの構築には、自社の損得だけを考える矮小な考えではなく、相手側との共栄の視点の大切さで、これが業界全体、経済界全体の資金循環速度アップにつながるのが、まさに「三方よし」経営ということです。
 既に出来上がったシステムのもとでは、視点、意識の変革は容易ではありませんが、 中小企業のQRコード化普及も、「連携」の姿勢への意識変革が鍵かと思います。


〇 和澤功(高度生産研究所所長)
  SCCC協議会は会計の立場から「ものづくりと金の流れを作り、DXを駆使して生産性と付加価値を上げ、企業だけでなく日本全体の成長を期する」ことを理念とししている団体であり、その意味は重い。
 しかしながらキャッシュの流れ化について、「貰うのは出来るだけ早く、支払うのは出来るだけ遅く」というのは資金繰りに日夜なやんでいる多くの中小零細企業にとって当然の考えであり、それから脱却し社会 に定着するには、時間が掛かると思われる。
 そこで、まず受発注伝票のQRコード活用から始めようという提案は、競争力だけでなく、DX化の遅れが指摘される日本において、EDI化が進まない中、ペーパーリードタイムの多くを占め日常相当な事務工数を掛けている部分の改善に繋がり、コストも余り掛からないことからすばらしいと考える。ホームページでも野村さんや岸田さんの提案を分かり易く掲載し、一層の普及に向けてさらなる啓蒙を図ってほしい。


〇 鈴木雅文 (リーンランド研究所長) 
 何故、「紙飛行機折りゲーム」のようなワクワクゲームを思いついたか? 昔、私がトヨタの先生の指導 で、「JITの三要素」は「後工程引き取り」「工程の流れ化」「必要数でタクトを決める」これが基本原則だ!と理屈で言われてもさっぱり理解できませんでした。しかしある日、米国出張の飛行機の中で、紙ナプキンで飛行機を折りながら、先生の言葉を「飛行機製作工程の流れ化?プル生産システム?」と、紙飛行機折りに当てはめて考えると妙にスッキリしたのです。そこで生産方式の違いによって、生産性、中間在庫、アウトプット、生産リードタイムの変化をグラフ化すれば、バッチリ分かるはずと思いゲーム化した次第です。 
 4時間のゲームですが、一度参加して頂くと、皆さんが漠然と抱いていたTPSのロジックが見事に体系化されます。マレーシアの会社では、社長自らがゲームを率いて工程改善のヒントを共有させます。肝心なことは、現場に無関係なトップ、本社経理、調達、ITなどもゲームに必ず参加することです。すると、1年以内に「1個流し」や、「リードタイム半減」といったとんでもない「生産性の奇跡」が訪れます

〇 野村政弘 (元デンソー / QR開発者)
  「紙飛行機折りゲーム」は、昔ながらの「作ってナンボ」の”量的生産性”を僅か半日で「売れてナンボ」の”速度生産性”に切り換えさせる素晴らしい方法です。TPSの流れ重視の生産方式では、常に非ボトルネック工程に手待ち(遊び)が起きるので、「作ってナンボ」より量的生産性は落ちてしまう。「だからうちにはTPSは向かない」という考えになり勝ちである。
 しかし「紙飛行機折りゲーム」を体験すると、たとえ作業のヒマや手待ちが起きても、旧来の「作ってナンボ」よりカネの流れが速くなっている事実を見せられ、驚きと同時に「売れてナンボ」のJITの真髄を体感できる。
 ついでながら、「支払いを早くすること」がこんなに良いことだと判るようなゲームも飛行機折りの中に組み込めるといいですね。伝票をQRコード化すると経理の仕事が月バッチ作業から解放されるし、現場からは 毎日、現品の「入荷報告+納品書の納品番号」が入力されてくるので、それを画面で確認だけすればよい。その後、仕入先から送られてくる「受領書+請求書」を画面で確認するだけで、支払いOKの判断が可能となり、経理担当は支払処理のOKキーを押すだけになる。つまり、「支払いを早くすること」は、経理処理のJIT化まで実現できるのです。このゲームを「カネの流れよくなり競争」と呼んでは如何でしょう?

<鈴木雅文より返礼コメント>
 TPSの達人ならではのコメント有難うございます。この度マレーシアでTPSなど全く知らない参加者からも「自分の工程を経過時間の目で考えたこともなかった。明日から現場をゼロから見直します」というコメントも頂きました。改めて不思議なゲームだなと実感した次第です。


〇 大鹿秀正(ESD21理事/名工大非常勤講師)
 振り返ると、私もトヨタの技術・システム部門の現場での体験から、製品開発自体も紙飛行機折りゲームと同じく自分の手足と五感を総動員して、失敗しながら本当に分かることの大切さをいやというほど学びました。頭で考えるより、身体で感じ取ることが、新人には確かに有効です。AI時代だからこそ、リアルの 体験を大事にしたいですね。
 母校(名工大)と元職場(トヨタ)の人脈で、自然にSCCC協議会につながりましたが、今後は、“QRコード活用の受発注革命”につながるよう、名城大とも連携して、DX・AI時代にふさわしいトップダウン型からボトムアップ型のシステムづくりに貢献できたら幸いです。名工大社会工学科からもヒントをもらう”NIT (仲間といつでもつながろう)”で参ります。


〇 岸田賢次 (税理士 名古屋学院大学名誉教授)
 昔の私は実務で、「20日支払い」と約束した取引先には、必ず19日まで振り込むよう、20日の朝には資金が手元にあるようにしました。これが信用となり仕入も順調になりました。その後規模が大きくなり銀行のOBを雇い経理を任せたら、前日までに支払うことを怠り、取引先の数十人が破産で職を失う事件にも出くわしました。
 つまり、余裕資金のない企業では、シビアに粗利管理しないと、資金は枯渇します。そこで、厄介な資金繰り管理から人手を開放し、より付加価値を生む、新規事業などを考えることができる。これが月次締めで、仕入れ情報が1月遅延する現状では、フィードバックの遅れで、自動制御系は最悪、破壊します。そこで、何とか月次締めを短縮して、自動制御能力を高めたい。まだなかなか分かってもらえませんが、ここにこそ中小企業伝票の「QRコード」添付の意義があります。

令和6年度第2回例会「SCCC・リアルタイム経営推進協議会」
     (産官学連携 JIT経営本社力養成スクール)

日時:2024年10月9日(水) 14:00 ~16:40
場所:名城大学天白キャンパス タワーT1002教室(リアルとZoom)

プログラム: (報告内容はリンクでどうぞ)
  ① 開会挨拶/政府筋情報(デジタル化動向等)   (兼子邦彦)
  ② 政策提言 官民連携 カネの流れ10倍速「支払いはより早く」く 河田信>
  ③ 市販アプリと異なる、大幅事務省力と月次バッチ脱出策 <岸田賢次>
  ④ 入出荷伝票のQRコード化からDX化へ(デンソー等実例)<野村政弘>
     テクノア社基幹システムQRコード印字注文書発行事例  <荒木雅広>
   今後のJIT本社力教育・コンサルの進め方<鈴木雅文>
    (別リンク)紙飛行機折りゲーム ビデオ <鈴木雅文>

一口コメント
 <SCCC協 理事長 兼子邦彦>
  今月からSCCCリアルタイム経営推進協議会に2人の相談役を迎え
 入れました。
 1人は、小島プレス工業OBで品質保証・営業・情報システム等
 の経験のある菅野修一氏です。話術を武器として、SCCCの活動を
 世間に広めて頂きたいと思っています。
 2人目は、経済産業省OB(元課長補佐)で中小企業政策・IT導
 入補助金等を担当された小池明氏です。今後の政府関係者との連携
 についてのアドバイス等を頂ければと思っています。当面は「QR
 コード伝票」の標準化を早急に推進し全国区の活動としたいと思っ
 ています。」
  「カネの流れ10倍速」のDX化時代に、”世にも恥ずかしい”政府
 公共工事の” 盆暮れ払い”をせめて60日以内払いの率先垂範を宣
 言して頂くと、民間企業もハッと気づいて、新内閣のクリーヒット
 になると思われます。」

 <ESD21理事 大鹿秀正> 
  「ムダとは何か」を確実に体験できるの鈴木さんの”紙飛行機折り
 ゲーム”と改めて納得した。だが、さらに印象に残った話は、近年
 のアジアや米国など海外の関心が、ツールとしてのトヨタ方式の前
  に「人財育成をどうやるか」に変わってきているとのこと。人材
 育成ができない会社ではトヨタ方式は発展しないという原点の再
 確認をさせて頂いた。(TPSのツールの説明なら、今はどこから
 でも聞くことができる) 
  また、”Time is Money” は私も学生に口を酸っぱくして言って
 る言葉ですが、関連して思い出したのは、豊田英二会長の言葉
 「トヨタはクルマでなく人を創っている会社」でした。

 <荒木雅広 古川電機製作所 総務部長>           
  ソフトベンダーテクノア社が、QRコードを印字した当社注文書
 (古川電機)を発行し始めたところ、受注側の藤工業所(社員10名
  未満の金属加工業)では、QRコードリーダーにパソコンとエクセ
  ルだけで事務作業時間の大幅短縮が実現。
   藤工業所さんの反応は、「最近仕事量が増えても本業に専念で
  きています。データ量は2000件近いが、紙データと違い瞬時に検
   索ができて感動」の由。
    この感動を受けて当社は、改めて、ソフトベンダーテクノア社
   に「QRコードの標準化規格の事業化」をされてはと逆提案を
   し たところです。
    ところが、偶々本日の例会で、「全国製造業のQR標準化」へ
   の 政府筋への活動を兼子様、野村様報告から伺い、実体験済み
   の私もこの方向には当然納得。
    今後要請次第、テクノア社、古川電機、藤工業所の三者連携で
   実現した「カネの流れの一挙改善」で、我が国デフレ脱出に弾み
   がつく実証実験例をいつでも説明させて頂きます。

 <野村政弘(元デンソー QRコード開発者)>
 「何故、政府筋にお願いしてまで統一化が必要なのか」 トヨタ、
 デンソー等のグループ間では既に1998年に実現しているQRコー
  ド表示について現状ではまだ、皆様に正確にお判りを頂いていない
  かと思います。ITベンダー、政府デジタル庁ですら、「QR統一
  化 の必要性」の理解は概ねゼロかと。
  私自身も、本例会では、納品書QRコードで実際にどうやって仕
  入先に代金支払まで即日に実施できるかのプロセスを説明し切れて
  いません。
  そこで、「なぜ、何のために、製造業の伝票規格標準化が必要な
  のか」を、官民にどのように話せばよいか」の伝え方まで含めて、
  次回例会以降で取り上げたいかと思います。

「わくわくJIT研:SCCC・リアルタイム経営推進協議会」
  開催日時:2024年7月17日(水) 14:00 ~16:40(リアル & Zoom)
■ 開催場所:名城大学天白キャンパス タワー T1002教室
■ プログラム (報告内容はリンク参照)
  議事Ⅰ 令和5年度SCCC・リアルタイム経営推進協議会総会 (鈴木)
  議事Ⅱ 令和6年度第1回SCCC協例会 
  ① 開会挨拶/政府筋情報(QRコード標準化動向等)(小島、兼子)
  ② 受発注事務オフィス負担8割減と資金繰り改善インボイス、電子帳簿保存
  による3割事務負担増のピンチにQR化とExcelでオフィス事務作業8割減、
  差引5割の付加価値増チャンス(特許出願中、要点紹介)(岸田)
   ③ 工場入出荷伝票の標準QRコード化から<流れ創りDX化>(野村) 
   ~政府、デンソー、地域ぐるみの「カネの流れ10倍速」 連携プロジェクト
   ④ JIT促進型原価計算(リードタ ム基準配賦:LTB)の導入とDX・AI化展望                                                                                                                                      (河田)
   ⑤ まとめ & 政策提言「支払いはより早く」官民連携二段階作( 〃 )

< 2023.9.7 令和5年度 スクール例会第2回 報告>  
  Ⅰ 日時・場所:2023.9.7(木)14:00~16:30
      名城大学 天白キャンパス タワー1002 教室( ZOOM参加歓迎)
  Ⅱ プログラム                         
    ① 動画報告: 7/4 現場見学会報告 中小製造業のQR化改善開始
      オール手書き伝票の受発注QR化ワクワク改善と今後の展開
       古川電機製作所総務グループ長  荒木雅広         
      (有)藤工業所 SCCC協BP(ビジネスパートナ-)伊藤直子  
    ② 藤工業所改善手順と今後展望(「地域ぐるみQR化作戦」提案含む)
         元デンソー(QR開発者) 野村政弘
 下記は藤工業所見学の際の動画。 下記URLをコピペで検索しご一覧下さい。
https://drive.google.com/file/d/1GgqbilTKMna8xw8NsAAry5XNy8thqvDH/view?usp=drive_link
  

    10/1 に向けて:インボイス制度対応講習会実施報告 (リンク参照) 
      原 国際技術士事務所長 BP 原浩之 
       
   ④ 解説:10/1開始インボイス制度をめぐるピンチとチャンス
           SCCC・リアルタイム経営推進協議会理事長 兼子邦彦 
           名古屋学院大学名誉教授 税理士 岸田賢次 
 (ピンチはオフィス事務負担の増加と免税事業者に対する「軽減措置」のや            や
こしさ。チャンスはそれを補って余りある自動化と資金繰り改善機会)

一口コメント
 兼子邦彦 SCCC協理事長
  「日本経済新聞(2023/09/07)にも特集記事「動き出すインボイス」が掲載
  された。 『インボイスは大変な騒ぎになるかもしれない。マイナンバーは
  ひも付けが 間違っていても懐は痛まないが、インボイスは実質増税になる」
  国政を揺さぶる火種となり得る、と。』

 SCCC協議会としては、数年前から政府が主導するDADC契約・決済が
  構築する「アーキテクチャ」としてにQR伝票の標準仕様を提案し「リファ
 レンスモデル」とした。しかし、政府は中小企業庁・デジタル庁・デジタル
  田園都市国家構想等の 「データ連携基盤」「Ouranos Ecosystem(ウラノス
  エコシステム)」とし、更に範囲を拡大し再度の調整が必要となった。2023年
  10月にインボイス制度がスタートするが、政府として何の対応も無い為、
  大混乱が予想される。一度インボイスの苦労を味わうと岸田式「QR伝票」が    
喜ばれると思われる。

伊藤直子  ー(有)藤工業所 実験実証担当 BP各位宛のメールよりー
   例会の翌日メールでの野村作システム仕様書に対する伊藤様の所見
 「野村様、皆様 野村様のアプリ概要を拝見させて頂き、とても感動致し
 ました。受注管理のデーターを作れば、発注書がQRコード付きで出来てし
 まう。そしてその進捗状況まで把握できる。それはただQRコード付き
  発注書を発行するだけのアプリではなくて、今まさに当社がアナログで行                    っているホワイトボードでの生産管理の作業を一手に担ってくれるアプリで              はないかと思います。たとえ材料の発注がな い受注品であっても情報を
 入力することで一覧化できる。こんな小さな町工場でも DX化へのハード       ルはそんなに高くないと思えました。」

岸田賢次
  財務は税理士に任せ、いつも月末に事務が残業するのは普通の風景
 だと経営者が思っているうちは、なかなか動かない。消費税のおかげで
 事務負担が増えて大変だといって言ってるだけでは、岸田アプリも普及し
 ないと思います。
  たまたま、今回の消費税は、仕入台帳を電子化しないと仕入税額が確定
 しない点だけでも電化したらオフィスは大助かりになるということでスター             トし
たのが 「岸田アプリ」でした

大鹿秀正(ESD21理事)
  ZOOM参加でしたが野村様や岸田様、鈴木雅文様のメールでのやりとり
 で着実に 前進していく姿が見えてきました。現場を一番分かって見える
 伊藤様と荒木様、そして各分野のエキスパートの岸田様と野村様がガッチ            リ 
 を握りグランド設計のプロ河田先生が「鳥の眼」でまとめれたらDX化         が実現という夢が膨らみます。ただ、標準化には、関係者同士がお互いに相       手の立場に立って、助け合い、支え合うこと、全員が鳥の眼で参加するチー       ムワークが大切すね

河田 信
   「虫の眼」専門家各位の部分最適では、まとまり難いのが、日本のデジ
  タル 化。コロナ以後の企業には「カネはあふれているのに流れない
 (支払いがドイツより遅い)」日本経済の病に、どうも官民共に反省が足ら
 ないようです。
  結論から言いますと、今回、「野村アプリ」の「DX志向のQR化」と
 「オフィス生産性とインボイス制度対応の「岸田アプリ」の二本柱がセット
 となって、 我が国のDXの遅れや “2025年の崖”を乗り超える救国策
 になるのではというワクワク感と緊張感を覚えます。派遣社員制度、四半
 期決算「可処分所得増えず」の新自由主義ではなく、雇用を守り、人を
 育てる「流れ創りDX・AI」を中部地区から目指しましょう。
   

                  産官学連携「JIT経営本社力養成スクール」第1回例会
    2021/8/2 於 名城大学タワー75 T1002 教室( リアル・Web)
    プログラム(報告資料はリンク参照)
  ①はじめに:挨拶 小島洋一郎       SCCC協議会会長
  ②「経済省2024年内の手形廃止ないし支払いサイト短縮」に挑む中部地区
        宇佐美博和 (有)丸和
  ③「(岸田型)伝票QRコード化」販売開始と普及作戦
     坪井治泰 (株)代表取締役
      中尾治康 (株)鈴鹿インベストメント/公認会計士
      佐藤拓也 (株)創乗代表取締役/名城大学非常勤講師
  ④政府筋、直近の動向と中部地区モデル可能性 (資料略)
     兼子邦彦 SCCC協議理事長
  ⑤海外中小企業の流れ創り(SCCC) 短期改善成功事例
       鈴木雅文 リーランド研究所長(マレーシア、カンボジア)
      河田信  名城大学名誉教授/SCCC協副理事長( News from Iran)

    SCCC協議会 QR分科会準備会議
       〇 日時:2025年8月25日(月) 13:30 ~16:00
       〇 場所:名城大学天白キャンパス タワーT1003教室

〇 関係資料

    20250823 QR業務の流れ全体像(河田).xlsx
      20250912 中部地区モデルQR分科会ベースキャンプ
         課題一覧 (河田) 補足資料  (宮川、菅野、鈴木、兼子)
      20250825 解説:SCCC規格と カネの流れ(宮川竜治).pptx  
  20250825古川電機報告 (荒木雅広).pptx 
    20250701製造業DX推進の切り札 (野村政弘)
         ~取引伝票全てに「QRコード印字」を提案.pdf 
      20250729 日本会計研究学会報告より (岸田賢次)
         ~ QRコードよる受発注企業のデータ連携と突合作業の合理化.pptx
      20250912 補足資料検討のまとめ(河田).xlsx

   令和7年度 第2回例会 産官学連携 JIT経営本社力養成スクール 
  主催:SCCC・リアルタイム経営推進協議会 協賛:ESD21/ 名城大学
   〇 日時:2025年6月6日(金) 14:00 ~17:00(リアルとWeb)
   〇 場所:名城大学天白キャンパス タワー75 T-1002 会議室
  ◎ プログラム
    Ⅰ はじめに 会長挨拶:政局変化と流れ創りデジタル化対応 ~ 小島
  Ⅱ 政府筋動向と中部地区モデル進行状況 :  ~  兼子、岸田 
    ・中部地区発信の「全国製造業QRコード標準化規格案」進行状況
    ・中部地区ベンダーへのQRコード化展開状況~岸田、荒木
     (テクノア社型”チーム力を育てる” 中小企業用アプリの開発)
    ・製造業DX化推進の切り札としての「QRコード」活用法 ~ 野村
     (USP研式ボトムアップ型とシステム構築)
   Ⅲ 政策提言:「トランプ関税」を奇貨とする積極財政とデフレ脱出
     (「支払いはより早く」の改善に「速度改善手当」税額控除) ~河田

   Ⅳ 総会報告より 令和7年度SCCC協 活動計画概要   ~ 兼子 河田

     <一口コメント>

Ⅰ 挨拶:SCCC・リアルタイム経営推進協議会会長(小島プレス工業相談役)
  2006年年度末より紙手形の発行ができなくなり、それと同時に支払いの現          金 化のスピードが速くなります。これは制度会計上は「貸借対照表の流動          資産の勘定科目が減る」という、会計の世界においては画期的なことを意味します。
  それに伴う企業内のモノとカネの流れ創りが一段と進め易くなる絶好の機                                           
会で      あり、この機会に、中部地区のDX化に積極的に対応する中小企業数の増加に一      段と拍車がかかることを、大いに期待しております。

  Ⅱ 兼子邦彦(SCCC協 理事長)                                                                               (国連CEFACT日本委員会/SIPS代表理事:本年6月から代表に就  任)        中心課題の「QRコード伝票の標準化」プロジェクトですが、他団体への直接の    依頼は難しく、先ずは自前で「SCCC規格:工場・事務所で利用する帳票のQ      Rデータ規格」案の制定にこぎつけました。今後、これを皆様に実務で利活用頂     きながら、完成度を高めて参りますが、まずはこの段階で「Ver 1.0.0」としてS   CCC協HPに公開させて頂きます。                                                                                    次に、この「SCCC規格」をITベンダー版として普及させるべく、先ずは中部地区有力ベンダーであるテクノア社様での活用と事業展開モデルの検討をさせて頂きます。                                                                                                                                  その間、「月次バッチの半月バッチ化」、さらにはDX化による「翌日払い化」などでオフィスの省力化+資金繰り改善で効果を出しながら、国の経済への貢献度を探ります。                                                                                                                                   更に、QRコード伝票の活用を含め、関係団体(ITCA・CSPA・商工会議所・経団連等)および政府関係(中企庁・デジタル庁・産業機械課等)にも積極PRして参る予定です。

Ⅲ 野村政弘(SCCC協理事、デンソーOB、QRコード開発者)                              なぜ、日本はこの30年間、GDPも給与も世に珍しい長期の低迷になってしまったのか?
  それは、会計上での利益を稼ぐため、設備投資や海外投資までしてモノを造って、しかも国内は株主資本主義の影響で、リストラ、成果主義、非正規社員等により、日本伝統の“三方良し”を忘れ、技術伝承を怠り、コスト削減に偏重してきた傾向が否定できません。そのため、海外投資家の餌食となり、会社ごと買われてしまった現実があります。(名門のシャープ、東芝、パナソニックの現場はもう日本にはありません。)                                                                                                                                     
一方でこの30年間、トヨタをはじめ自動車産業だけが一人勝ちしている現実があります。
   ここでは、企業間はもちろん、作業者間でも「流れ」を重視し、チームワークでモノの滞留を極力なくす改善活動を徹底しています。
  さらに、その情報源には、注文書・納品書をはじめ、社内の指示伝票・現品票などすべての伝票類にQRコードを印字し、リアルタイム情報をワンタッチで収集するDXがサポートしています。                                                                                               
是非ともこの「売れた量だけを、モノとカネの待ち時間を極力減らしてスーッと流す生産技術の改善」と「QRコード化伝票によるリアルタイム生データ」を活用した“データドリブン”型DXで、「モノとカネの流れ10倍速」を達成し、日本の製造業を復活させたい。
   その達成度を刻々と可視化するKPI指標が、SCCC(サプライチェーン資金循環速度)です。

Ⅳ 大鹿秀正(輪・オオシカ(株)、トヨタOB)
 このたび、SCCC協議会の理事に就任いたしました。名古屋工業大学を主軸に、名城大学をはじめとする地域の大学や若い世代とのつながりを深めながら、「連携」と「コミュニケーション」をキーワードに活動してまいります。
 2008年頃、日本自動車工業会にて、自動車物流へのRFID適用に関する国際ガイドラインの策定に携わりました。その過程で、技術・現場・国際間のギャップに直面し、プロジェクトをまとめきれなかった経験が、逆に今、大きな財産となっています。この反省を活かし、文系・理系を問わず学生や若手社会人とも情報・知識・知恵を共有できる仕組みづくりの一端を担えればと考えています。
 関係するすべての皆さまのご支援とご指導を、どうぞよろしくお願いいたします。

Ⅴ 鈴木幸治 (鈴木幸治 税理士事務所所長)
 私の尊敬するP・F・ドラッカー先生の考えをベースにした私なりの現在の考え です。
  人間は一人でこの世に生まれ、一人で死んでいくと同時に他の人と共に生きている社会的な存在でもある。そしていわゆる先進国で生きる人間は、会社の寿命が個人の寿命より短く、選択の自由・創造の自由の範囲が日々拡大し、ひとり一人がまるでCEOのように考え行動しなければならない存在である。
 このような高度で複雑な組織社会では、スモール(小さく)ではなくシンプル
(単純明快)でなくては生き残れない。つまり、単に規模を縮小するのではなく、複雑さを減らして本質に集中することが、変化の時代を生き抜くために重要であるという主張です。
 そして、税理士としての自分は、会計はお金に関して行使した自由の責任を果たす報告書だと捉えています。つまり、自由の裏打ちである責任を果たしている証拠が会計報告です。
 今回、初参加の自分としては、当協会の理念は、【流れを創る】をさらに進めて、【夢の実現の流れを数値で見える化する】と補足するとさらにしっくりくる感じがします。

     令和7年度 第1回例会 産官学連携 JIT経営本社力養成スクール 
主催:SCCC・リアルタイム経営推進協議会
協賛:持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)/ 名城大学
 〇 日時:2025年4月22日(火) 14:00 ~17:00 (リアルとZoom)
 〇 場所:名城大学天白キャンパス10号館3F(経営・経済)第二大会議室
 〇 プログラム
  Ⅰ 政府筋動向: 政局変化とデジタル化関連情報 ~ 兼子           
    Ⅱ 紹介:中部地区発信の「全国製造業QRコード標準化規格案」 ~岸田、兼子
   Ⅲ 取引伝票全てに「QRコード」を ~製造業DX化推進の切り札 ~野村
     ~日本のDXが世界トップの座に返り咲く仕組みとは
          Ⅳ 中小企業用流れ創りDXシステム仕様 (レフェレンスモデル) ~河

             政策提言:「プライマリーバランスに代わるスマートKPI「財投効率」
          Ⅴ 紹介:小規模企業QR化成功事例 QR化システムの効果~ 荒木(ZOOM
            「(有)藤工業所+BP 古河電機+ ベンダーテクノア社」の連携による成果

     挨拶:SCCC・リアルタイム経営推進協議会会長(小島プレス工業(株)相談役)
         2006年年度末より紙手形の発行ができなくなり、それと同時に支払いの現金化のスピードが速くなります。これは制度会計上は貸借対照表の流動資産の勘定科目が減るという、
会計の世界においては画期的なことを意味します。
        それに伴う企業内のモノとカネの流れ創り一段と進めやすくなる絶好の機    会であり、
        この機会に、中部地区のDX化に積極的に対応する中小企業数の増加に、一段と
        拍車がかかることに、大いに期待を致します

   <一口コメント>
   〇「古川電機㈱の荒木様のご講演は、次の点が岸田アプリの新しいBPビジネスパートナー)獲得に
/役立つと確信した次第です。特に、零細規模の製造業に、動画でQRコードを用いて、伝票作成がなされている説明が

分 

かり易い。
         ・そこで本年、10月初旬、名古屋ポートメッセで、来場者にQR化関連パンフを配布するとともに10分間の講演時間で動画と説明講演を予定したら如何でしょうか? (BP日本技術士会 犬丸晋)
〇 坪井は中小・零細企業を対象に、岸田モデルをご紹介して参ります。今後の若手メンバーのご参加
  にもお手伝いさせて戴きます。(アルゴメデス社長 坪井治泰)~意見交換より ~
〇AIをめぐる議論;生成AIの時代が到来したが、リスクにも注意。AIに適用する「知識」が「支 払いを遅くするほど自分は得である」(新自由主義)か、それとも「支払いは早くするほど自分も世間も得である」(三方よし経営)のいずれの知識を選択するかで、、効果には天地の開きがでる。当然、後者を採用する。(黒岩、岸田、河田)

〇 分かり易い発表で、かつ参加者の活発な議論で盛り上がった報告でした。 
                 (経営技術研究所 藤井春雄)
〇 車両や自動車部品の識別(トレーサビリティ)の国際標準化に、日本自動車工業会で2010年から
  5年間携わった経験を思い出しました。当時の活動の狙いは、(1)モノと情報の流れを同期
  させること、(2)受発注情報を有効に活用することでした。目指したのは、グローバルサプライ
  チェーン全体での品質向上と低コスト化です。思うように進まなかったことも多々ありましたが、  その経験がSCCCの活動に少しでも役立てば幸いです。  (ESD21理事 大鹿秀正)

〇中小企業に「支払いを早くする」ことを奨めるのは、一般には難しい。
親会社から模範を示すよう説得するとよい。上から範を示すには、先ず政府公共工事の「盆暮れ払い」を、6カ月以内払いにする方針に沿い、支払いを早めた企業には「税制優遇措置」を与え、政府の本気度を示す。

○古川電機の成功の理由:受発注QRコード化は、発注側の古川には直接のメリットは殆どないが、
 受注側の藤工業所には、データ転記を必要としないB to BのQRコードシステム連携で、受注側
 の画期的な省力効果が出た。「利己より利他」の古川社長方針で、受注側に
 ワクワク効果が実現した。 (菱川貴彦、野村政弘)

〇日本企業のオフィスは一般に月次(monthly)処理。先ずはこれを、米国並みの週次(weekly)
  にすることが重要で、その気になれば十分できる。それには、コスト概念に時間軸(リードタイム)
 を入れて、「コスト=単価×数量×時間軸」で考えること。 (Jコスト研究所:田中正知)

令和6年度第3回例会「SCCC・リアルタイム経営推進協議会」
  〇 日時:2025年1月21日(火) 13:30 ~17:30
  〇 場所:名城大学天白キャンパス タワーT1003教室(リアルとZoom)
  〇 プログラム  (報告資料はリンクでどうぞ)
  Ⅰ受発注革命―全国中小製造業用伝票のQR化、Excel統合規格案と実証実験
   ~ わが国のソフトベンダーによるアプリの問題点と解決策~   岸田賢次
   Ⅱ政府筋動向 政局変化とデジタル化関連情報
     ~中部地区から発信する「全国製造業QRコード標準化規格」~ 兼子邦彦
   Ⅲ取引伝票全てに「QRコード」を ~製造業DX化の推進の切り札~ 
     ~日本のDX化が世界トップの座に返り咲く仕組みとは~ 野村政弘
   Ⅳ 実践事例紹介                     
   ・ テクノア社:アプリの全国QR標準化志向の事業化支援  荒木雅広
    ・(株)dog:工程間をQRコード でつなぐ社内プロセス 野村政弘
    (大型システムの導入余裕のない中小企業が自力で自社アプリ完成)
   Ⅵ 政策提案:PBに代わるKPI「財投効率」/カネの流れ10倍速作戦 河田信
      ~長期デフレ脱出と日本デジタル化遅れ挽回の支援
     自由討議 : 「カネの流れ10倍速」二段階作戦をめぐって 

<一口コメント>
〇 小池明 イドモ(株)/ITコーディネータ (経産省OB)
  初めて協議会の例会に参加させて頂きましたが、皆様の熱意あるご議論に目が覚める思いでした。
 ご議論の中にもございましたが、資金回転効率が向上すれば、経済活動の活発化に直結しますので、
 是非実現したいところですが、そのためには、それぞれの関係主体の行動変容が必要になります。
 現在、政府では確実な経済成長の実現を目指して適切な価格転嫁の実現と、支払い期日の短縮化、
 手形の廃止に向けた政策取組が進められておりますので、これと連携して、関係先に行動変容を働き
 かけするのが有効ではないかと考えております。

〇 宮川竜治(ITグローアップ代表)
  SCCC(サプライチェーン資金循環速度)をいかに上げるか。
 QRコードについては、昨年5月14日ESD21総会での古川電機製作所殿の発表が印象的でした。
 発注側のQR化メリットは特になくても、手作業で転記を要する受注側の小規模企業の効率アップの
 ため、「データ転記を必要としないBtoBのQRコードシステム連携」の成立で受注側のワクワク
 が実現していました。

  そこで見えたことは、ホンモノのサプライチェーンの構築には、自社の損得だけを考える矮小な考
 えではなく、相手側との共栄の視点の大切さで、これが業界全体、経済界全体の資金循環速度アップ
 につながるのが、まさに「三方よし」経営ということです。

  既に出来上がったシステムのもとでは、視点、意識の変革は容易ではありませんが、 中小企業の
 QRコード化普及も、「連携」の姿勢への意識変革が鍵かと思います。

〇 和澤功(高度生産研究所所長)
  SCCC協議会は会計の立場から「ものづくりと金の流れを作り、DXを駆使して生産性と付加価値を
 上げ、企業だけでなく日本全体の成長を期する」ことを理念とししている団体であり、その意味は
 重い。
  しかしながらキャッシュの流れ化について、「貰うのは出来るだけ早く、支払うのは出来るだけ遅
 く」というのは資金繰りに日夜なやんでいる多くの中小零細企業にとって当然の考えであり、それか
 ら脱却し社会 に定着するには、時間が掛かると思われる。
  そこで、まず受発注伝票のQRコード活用から始めようという提案は、競争力だけでなく、DX化
 の遅れが指摘される日本において、EDI化が進まない中、ペーパーリードタイムの多くを占め日常
 相当な事務工数を掛けている部分の改善に繋がり、コストも余り掛からないことからすばらしいと
 考える。ホームページでも野村さんや岸田さんの提案を分かり易く掲載し、一層の普及に向けてさ
 らなる啓蒙を図ってほしい。

〇 鈴木雅文 (リーンランド研究所長) 
  何故、「紙飛行機折りゲーム」のようなワクワクゲームを思いついたか? 昔、私がトヨタの先生
 の指導 で、「JITの三要素」は「後工程引き取り」「工程の流れ化」「必要数でタクトを決める」
 これが基本原則だ!と理屈で言われてもさっぱり理解できませんでした。しかしある日、米国出張の
 飛行機の中で、紙ナ プキンで飛行機を折りながら、先生の言葉を「飛行機製作工程の流れ化?プル
 生産システム?」と、紙飛行 機折りに当てはめて考えると妙にスッキリしたのです。そこで生産方
 式の違いによって、生産性、中間在庫 アウトプット、生産リードタイムの変化をグラフ化すれば、
 バッチリ分かるはずと思いゲーム化した次第です。 
  4時間のゲームですが、一度参加して頂くと、皆さんが漠然と抱いていたTPSのロジックが見事に
 体系化されます。マレーシアの会社では、社長自らがゲームを率いて工程改善のヒントを共有させま
 す。肝心なことは、現場に無関係なトップ、本社経理、調達、ITなどもゲームに必ず参加することで
 す。すると、1年以内に「1個流し」や、「リードタイム半減」といったとんでもない「生産性の
 奇跡」が訪れます

〇 野村政弘 (元デンソー / QR開発者)
  「紙飛行機折りゲーム」は、昔ながらの「作ってナンボ」の”量的生産性”を僅か半日で「売れてナン
 ボ」の”速度生産性”に切り換えさせる素晴らしい方法です。TPSの流れ重視の生産方式では、常に
 非ボトルネック工程に手待ち(遊び)が起きるので、「作ってナンボ」より量的生産性は落ちてしま
 う。「だからうちにはTPSは向かない」という考えになり勝ちである。
  しかし「紙飛行機折りゲーム」を体験すると、たとえ作業のヒマや手待ちが起きても、旧来の「作
 ってナンボ」よりカネの流れが速くなっている事実を見せられ、驚きと同時に「売れてナンボ」の
 JITの真髄を体感できる。
  ついでながら、「支払いを早くすること」がこんなに良いことだと判るようなゲームも飛行機折り
 の中に組み込めるといいですね。伝票をQRコード化すると経理の仕事が月バッチ作業から解放され
 るし、現場からは 毎日、現品の「入荷報告+納品書の納品番号」が入力されてくるので、それを画
 面で確認だけすればよい。その後、仕入先から送られてくる「受領書+請求書」を画面で確認するだ
 けで、支払いOKの判断が可能となり、経理担当は支払処理のOKキーを押すだけになる。つまり、
 「支払いを早くすること」は、経理処理のJIT化まで実現できるのです。このゲームを「カネの流れ
 よくなり競争」と呼んでは如何でしょう?

<鈴木雅文より返礼コメント>
  TPSの達人ならではのコメント有難うございます。この度マレーシアでTPSなど全く知らない参加
 者からも「自分の工程を経過時間の目で考えたこともなかった。明日から現場をゼロから見直し
 ます」というコメントも頂きました。改めて不思議なゲームだなと実感した次第です。

〇 大鹿秀正(ESD21理事/名工大非常勤講師)
  振り返ると、私もトヨタの技術・システム部門の現場での体験から、製品開発自体も紙飛行機折り
 ゲームと同じく自分の手足と五感を総動員して、失敗しながら本当に分かることの大切さをいやと
 いうほど学びました。頭で考えるより、身体で感じ取ることが、新人には確かに有効です。AI時代
 だからこそ、リアルの 体験を大事にしたいですね。
  母校(名工大)と元職場(トヨタ)の人脈で、自然にSCCC協議会につながりましたが、今後は、
 “QRコード活用の受発注革命”につながるよう、名城大とも連携して、DX・AI時代にふさわしい
 トップダウン型からボトムアップ型のシステムづくりに貢献できたら幸いです。名工大社会工学科か
 らもヒントをもらう  ”NIT (仲間といつでもつながろう)”で参ります。

〇 岸田賢次 (税理士 名古屋学院大学名誉教授)
 昔の私は実務で、「20日支払い」と約束した取引先には、必ず19日まで振り込むよう、20日の朝に
は資金が手元にあるようにしました。これが信用となり仕入も順調になりました。その後規模が大きく
なり銀行のOBを雇い経理を任せたら、前日までに支払うことを怠り、取引先の数十人が破産で職を失う事件にも出くわしました。
 つまり、余裕資金のない企業では、シビアに粗利管理しないと、資金は枯渇します。そこで、厄介な
資金繰り管理から人手を開放し、より付加価値を生む、新規事業などを考えることができる。これが月
次締めで、仕入れ情報が1月遅延する現状では、フィードバックの遅れで、自動制御系は最悪、破壊し
ます。そこで、何とか月次締めを短縮して、自動制御能力を高めたい。まだなかなか分かってもらえま
せんが、ここにこそ中小企業伝票の「QRコード」添付の意義があります。

令和6年度第2回例会「SCCC・リアルタイム経営推進協議会」
     (産官学連携 JIT経営本社力養成スクール)

    日時:2024年10月9日(水) 14:00 ~16:40
    場所:名城大学天白キャンパス タワーT1002教室(リアルとZoom)
 プログラム: (報告内容はリンクでどうぞ)
  ① 開会挨拶/政府筋情報(デジタル化動向等)   (兼子邦彦)
  ② 政策提言 官民連携 カネの流れ10倍速「支払いはより早く」く 河田信>
  ③ 市販アプリと異なる、大幅事務省力と月次バッチ脱出策 <岸田賢次>
  ④ 入出荷伝票のQRコード化からDX化へ(デンソー等実例)<野村政弘>
     テクノア社基幹システムQRコード印字注文書発行事例  <荒木雅広>
   今後のJIT本社力教育・コンサルの進め方<鈴木雅文>
    (別リンク)紙飛行機折りゲーム ビデオ <鈴木雅文>

一口コメント
 <SCCC協 理事長 兼子邦彦>
  今月からSCCCリアルタイム経営推進協議会に2人の相談役を迎え
 入れました。
 1人は、小島プレス工業OBで品質保証・営業・情報システム等
 の経験のある菅野修一氏です。話術を武器として、SCCCの活動を
 世間に広めて頂きたいと思っています。
 2人目は、経済産業省OB(元課長補佐)で中小企業政策・IT導
 入補助金等を担当された小池明氏です。今後の政府関係者との連携
 についてのアドバイス等を頂ければと思っています。当面は「QR
 コード伝票」の標準化を早急に推進し全国区の活動としたいと思っ
 ています。」
  「カネの流れ10倍速」のDX化時代に、”世にも恥ずかしい”政府
 公共工事の” 盆暮れ払い”をせめて60日以内払いの率先垂範を宣
 言して頂くと、民間企業もハッと気づいて、新内閣のクリーヒット
 になると思われます。」

 <ESD21理事 大鹿秀正> 
  「ムダとは何か」を確実に体験できるの鈴木さんの”紙飛行機折り
 ゲーム”と改めて納得した。だが、さらに印象に残った話は、近年
 のアジアや米国など海外の関心が、ツールとしてのトヨタ方式の前
  に「人財育成をどうやるか」に変わってきているとのこと。人材
 育成ができない会社ではトヨタ方式は発展しないという原点の再
 確認をさせて頂いた。(TPSのツールの説明なら、今はどこから
 でも聞くことができる) 
  また、”Time is Money” は私も学生に口を酸っぱくして言って
 る言葉ですが、関連して思い出したのは、豊田英二会長の言葉
 「トヨタはクルマでなく人を創っている会社」でした。

 <荒木雅広 古川電機製作所 総務部長>           
  ソフトベンダーテクノア社が、QRコードを印字した当社注文書
 (古川電機)を発行し始めたところ、受注側の藤工業所(社員10名
  未満の金属加工業)では、QRコードリーダーにパソコンとエクセ
  ルだけで事務作業時間の大幅短縮が実現。
   藤工業所さんの反応は、「最近仕事量が増えても本業に専念で
  きています。データ量は2000件近いが、紙データと違い瞬時に検
   索ができて感動」の由。
    この感動を受けて当社は、改めて、ソフトベンダーテクノア社
   に「QRコードの標準化規格の事業化」をされては」と逆提案を
   し たところです。
    ところが、偶々本日の例会で、「全国製造業のQR標準化」へ
   の 政府筋への活動を兼子様、野村様報告から伺い、実体験済み
   の私もこの方向には当然納得。
    今後要請次第、テクノア社、古川電機、藤工業所の三者連携で
   実現した「カネの流れの一挙改善」で、我が国デフレ脱出に弾み
   がつく実証実験例をいつでも説明させて頂きます。

 <野村政弘(元デンソー QRコード開発者)>
 「何故、政府筋にお願いしてまで統一化が必要なのか」 トヨタ、
 デンソー等のグループ間では既に1998年に実現しているQRコー
  ド表示について現状ではまだ、皆様に正確にお判りを頂いていない
  かと思います。ITベンダー、政府デジタル庁ですら、「QR統一
  化 の必要性」の理解は概ねゼロかと。
  私自身も、本例会では、納品書QRコードで実際にどうやって仕
  入先に代金支払まで即日に実施できるかのプロセスを説明し切れて
  いません。
  そこで、「なぜ、何のために、製造業の伝票規格標準化が必要な
  のか」を、官民にどのように話せばよいか」の伝え方まで含めて、
  次回例会以降で取り上げたいかと思います。

「わくわくJIT研:SCCC・リアルタイム経営推進協議会」
  開催日時:2024年7月17日(水) 14:00 ~16:40(リアル & Zoom)
■ 開催場所:名城大学天白キャンパス タワー T1002教室
■ プログラム (報告内容はリンク参照)
  議事Ⅰ 令和5年度SCCC・リアルタイム経営推進協議会総会 30分 (鈴木)
  議事Ⅱ 令和6年度第1回SCCC協例会 
  ① 開会挨拶/政府筋情報(QRコード標準化動向等)20分(小島、兼子)
 ② 受発注事務オフィス負担8割減と資金繰り改善。インボイス、電子帳簿保              存による3割事務負担増のピンチに、QR化とExcelでオフィス事務作業8割            減、差引5割の付加価値増チャンス(特許出願中) 20分(岸田)
  ③ 工場入出荷伝票の標準QRコード化から<流れ創りDX化> 20分(野村) 
   ~政府、デンソー、地域ぐるみの「カネの流れ10倍速」 連携プロジェクト
  ④ JIT促進型原価計算(リードタ ム基準配賦:LTB)の導入とDX・AI化                                                                                                                                       20分(河田)
  ⑤ まとめ & 政策提言「支払いはより早く」官民連携二段階作 10分( 〃 )

< 2023.9.7 令和5年度 スクール例会第2回 報告>  
  Ⅰ 日時・場所:2023.9.7(木)14:00~16:30
      名城大学 天白キャンパス タワー1002 教室( ZOOM参加歓迎)
  Ⅱ プログラム                         
    ① 動画報告: 7/4 現場見学会報告 中小製造業のQR化改善開始
      オール手書き伝票の受発注QR化ワクワク改善と今後の展開
       古川電機製作所総務グループ長  荒木雅広         
      (有)藤工業所 SCCC協BP(ビジネスパートナ-)伊藤直子  
    ② 藤工業所改善手順と今後展望(「地域ぐるみQR化作戦」提案含む)
         元デンソー(QR開発者) 野村政弘
下記は藤工業所見学の際の動画。 下記URLをコピペで検索し、ご一覧下さい。
https://drive.google.com/file/d/1GgqbilTKMna8xw8NsAAry5XNy8thqvDH/view?usp=drive_link
  

    10/1 に向けて:インボイス制度対応講習会実施報告 (リンク参照) 
      原 国際技術士事務所長 BP 原浩之 
       
   ④ 解説:10/1開始インボイス制度をめぐるピンチとチャンス
           SCCC・リアルタイム経営推進協議会理事長 兼子邦彦 
           名古屋学院大学名誉教授 税理士 岸田賢次 
   (ピンチはオフィス事務負担の増加と免税事業者に対する「軽減措置」                  の ややこしさ。チャンスはそれを補って余りある自動化と資金繰り改善               機会)

一口コメント
 兼子邦彦 SCCC協理事長
  「日本経済新聞(2023/09/07)にも特集記事「動き出すインボイス」が掲載
     された。『インボイスは大変な騒ぎになるかもしれない。マイナンバーは
     ひも付けが間違っていても懐は痛まないが、インボイスは実質増税になる」
     ・・・国政を揺さぶる火種となり得る、と。』

 SCCC協議会としては、数年前から政府が主導するDADC契約・決済が
 構築する「アーキテクチャ」としてにQR伝票の標準仕様を提案し「リファ
 レンスモデル」とした。しかし、政府は中小企業庁・デジタル庁・デジタル
    田園都市国家構想等の 「データ連携基盤」「Ouranos Ecosystem(ウラノス
    エコシステム)」とし、更に範囲を拡大し再度の調整が必要となった。2023年
    10月にインボイス制度がスタートするが、政府として何の対応も無い為、
    大混乱が予想される。一度インボイスの苦労を味わうと岸田式「QR伝票」        が
喜ばれると思われる。

伊藤直子  ー(有)藤工業所 実験実証担当 BP各位宛のメールよりー
   例会の翌日メールでの野村作システム仕様書に対する伊藤様の所見
 「野村様、皆様 野村様のアプリ概要を拝見させて頂き、とても感動致し
 ました。受注管理のデーターを作れば、発注書がQRコード付きで出来てし
 まう。そしてその進捗状況まで把握できる。それは、ただQRコード付き
 発注書を発行するだけのアプリではなくて、今まさに当社がアナログで行            っているホワイトボードでの生産管理の作業を一手に担ってくれるアプリで           は ないかと思います。たとえ材料の発注がな い受注品であっても情報を
  入力することで一覧化できる。 こんな小さな町工場でも DX化へのハー          ドルはそんなに高くないと思えました。」

 岸田賢次
   財務は税理士に任せ、いつも月末に事務が残業するのは普通の風景
  だと経営者が思っているうちは、なかなか動かない。消費税のおかげで
  事務負担が増えて大変だといって言ってるだけでは、岸田アプリも普及し
  ないと思います。
   たまたま、今回の消費税は、仕入台帳を電子化しないと仕入税額が確定
  しない点だけでも電化したらオフィスは大助かりになる、ということでス            タートしたのが 「岸田アプリ」でした

 大鹿秀正(ESD21理事)
   ZOOM参加でしたが野村様や岸田様、鈴木雅文様のメールでのやりと         りで着実に 前進していく姿が見えてきました。現場を一番分かって見える
  伊藤様 と荒木様、そして各分野のエキスパートの岸田様と野村様が
  ガッチリ手を握りグランド設計のプロ河田先生が「鳥の眼」でまとめれた         らDX化が実現という夢が膨らみます。
    ただ、標準化には、関係者同士がお互いに相手の立場に立って、助け
  合い支え合うこと、全員が鳥の眼で参加するチームワークが大切すね

 河田 信
    「虫の眼」専門家各位の部分最適では、まとまり難いのが、日本のデジ
   タル 化。コロナ以後の企業には「カネはあふれているのに流れない
   (支払いがドイツより遅い)」日本経済の病に、どうも官民共に反省が足               らないようです。
    結論から言いますと、今回、「野村アプリ」の「DX志向のQR化」と
   「オフィス生産性とインボイス制度対応の「岸田アプリ」の二本柱がセッ             トとなって、 我が国のDXの遅れや “2025年の崖”を乗り超える救国策
   になるのではというワクワク感と緊張感を覚えます。派遣社員制度、四                    半期決算「可処分所得増えず」の新自由主義ではなく、雇用を守り、人を
   育てる「流れ創りDX・AI」を中部地区から目指しましょう。
   

産官学連携「JIT経営本社力養成スクール」第1回例会
  2021/8/2 於 名城大学タワー75 T1002 教室( リアル・Web)
  プログラム(報告資料はリンク参照)
    ①はじめに:挨拶 小島洋一郎    SCCC協議会会長
    ②「経済省2024年手形廃止と支払いサイト短縮」に挑む中部地区                                                           宇佐美博和 (有)丸和
    ③「(岸田型)伝票QRコード化」
販売開始と普及作戦

       坪井治泰 (株)代表取締役
        中尾治康 (株)鈴鹿インベストメント/公認会計士
        佐藤拓也 (株)創乗代表取締役/名城大学非常勤講師
    ④政府筋、直近の動向と中部地区モデル可能性 (資料略)
       兼子邦彦 SCCC協議理事長
    ⑤海外中小企業の流れ創り(SCCC) 短期改善成功事例
        鈴木雅文 リーランド研究所長(マレーシア、カンボジア)
       副理事長( News from Iran)